2021年06月11日

鍾馗様の掛軸 修理完成

IMG_0918.JPG IMG_0418.JPG

 襖ほどの大きな鍾馗(しょう き)様の掛軸を修理しました。上部に雨染みがあり、横折れがたくさんありましたが、掛軸を解体して本紙の裏打ち紙をすべて外して洗浄し、裂地から仕立て直しをしました。納品時にお客様の床の間にかけさせていただきました。鍾馗図は厄魔除け、魔除けの願いでも掛けられてきました。どうか早くコロナが収束しますように。

*鍾 馗(しょう き)は、主に中国の民間伝承に伝わる道教系の神。 日本では、疱瘡除けや学業成就に効があるとされ、端午の節句に絵や人形を奉納したりする。 また、鍾馗の図像は魔よけの効験があるとされ、旗、屏風、掛け軸として飾ったり、屋根の上に鍾馗の像を載せたりする。(『ウィキペディア(Wikipedia)』から)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
表具のことなら 八上松竹堂 へ
厚生労働大臣検定一級技能士の店
http://www.yagami-scd.com
古書画修復|襖新調・張替え|障子新調・張替え|
掛軸|額装|巻物|屏風(びょうぶ)|壁装|
TEL:072-285-0444
大阪府堺市東区日置荘西町3-16-6
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
posted by やがみ at 21:32| Comment(0) | 施工例 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする